1998年5月28日 『Power Window GMX DirectX 対応 Windows95ドライバ』をご使用になる皆様へ カノープス株式会社 この度は『Power Window DirectX 対応 Windows95ドライバ』をご使用いただき、まことにありがとうございます。この README.TXT には、『Power Window DirectX 対応 Windows95ドライバ』に関して、マニュアルには記述されていない補足事項について説明しています。ぜひご一読ください。なお、今後『Power Window DirectX 対応 Windows95ドライバ』をバージョンアップされた際にもご覧ください。 Windows 95 に付属の メモ帳 でこのドキュメントをご覧になっている 方は、「編集(E)」メニューの「右端で折り返す(W)」オプションを ON にすると読みやすくなります。 1.インストールに関しての注意事項 『Power Window DirectX 対応 Windows95ドライバ』は、Windows95用ディスプレイドライバとユーティリティから構成されています。フロッピーディスクの中の SETUP.EXE を実行し、画面の指示に従ってインストールしてください。 Windows95 の画面のプロパティ(コントロールパネルの「画面」アイコンをダブルクリックするか、デスクトップ上で右クリックで開くメニューのプロパティを選択すると現れます)のディスプレイの変更でインストールしてもユーティリティは組み込まれません。必ず SETUP.EXE を使用してください。 セットアップの手順については SETUP.TXT を参照ください。 2.アンインストールに関しての注意事項 ドライバのアンインストールは、コントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」の追加と削除によって行なってください。PWUNINST.EXEを直接実行してもアンインストールされません。 『Power Window DirectX 対応 Windows95ドライバ』をインストールしたフォルダー内にドライバのインストールで作成した以外のファイルが有ると、アンインストールを行なってもフォルダは削除されません。アンインストール実行後にエクスプローラなどで削除してください。 3.3D STUDIO MAX(TM) を使用される方へ Power Window GMX に付属の HEIDIドライバは、3D STUDIO MAX R1.2(日本語版)でのみ動作確認されております。それ以外のバージョンの 3D STUDIO MAX で HEIDIドライバを使用すると正しく動作できない場合がありますので、その場合には、『ソフトウェアZバッファ』に設定してお使いいただくか、WindowsNT 環境でご利用いただきますようお願い申しあげます。 また、1280×1024, 1600×1200 True Color 環境では、HEIDIドライバを使用して動作させることはできません。  Heidi ドライバを使用するには、以下の手順でインストールしてください。 1)3D Studio MAX の Drivers フォルダ内にあるファイル "wglint.hdi" を "wglint.bak" にリネームしてから、フロッピーディスク内にある "wglint.hdi" をコピーしてください。 2)3D Studio MAX を起動し、メニューバーにある「ファイル」の「基本設定」を指定してください。基本設定ダイアログが開きますので、[ビューポート]パネルのディスプレイドライバの[ドライバの選択]から "GLiNTハードウェア" に設定して、3D Studio MAX起動し直してください。 4.制限事項 『Power Window DirectX 対応 Windows95ドライバ』には、以下に説明しますようにいくつかの制限事項があります。ご了承ください。 ・1600x1200,1280x1024 True Color 時の OpenGL はソフトウェアエミュレーションとなります。 ・「Power Desktop」を使用して複数のアプリを異なるデスクトップに配置している状態で、Alt+Tabでタスクを切り替えると、タスクは切り替わってもデスクトップが切り替わらないことがあります。このような時は「Power Desktop」で画面を切り替えてください。 ・マルチユーザーで「ユーザー別の設定」で「ログイン時に各ユーザーのデスクトップ設定に変更する」を選択している状態でセットアップを実行すると、セットアップを実行したユーザーの環境にのみユーティリティーがセットアップされます。(デスクトップ上のアイコン、Power Steering 95、プログラムグループ)必要であればそれぞれのユーザーの環境にこれらのファイル(ショートカット)をコピーしてください。  Power Window Tab や PWINIT、ドライバはすべての環境にセットアップされます。 5.注意事項 ・Direct Draw対応のゲームはインストール時に各チップ対応のドライバを強制的にインストールする場合があります。この場合はゲームのインストール後に再度、弊社ドライバに変更いただきますようお願いいたします。 6.ユーティリティについて 「コントロールパネル」->「画面」->「Power Window」「Power Cursor/Monitor」「Power Palette」を選択すると、以下の設定が可能になります。 ・「Power Window」 各種情報が表示されます。 ・「Power Cursor/Monitor」 -カーソルの色指定 (ハードウェアカーソル使用時のみ設定可能) -カーソルサイズの変更 ( Power Window GMX では使用できません) -自動追尾カーソルの設定(カーソルの「標準の選択」の形状を標準から変更している場合には動作しません) -表示位置調整 -リフレッシュレート変更 -「Power Desktop」・・・ 複数画面の Windows を仮想的に使用します。 ・「Power Palette」 輝度、コントラストの変更やγ補正などを行い、表示色の調整を行います。 ・「GMX Setup」 OpenGL、Direc3D、描画の設定を変更します。 また次の機能もあります。 ・「Power Steering 95」 「タスクバー」->「トレイ」のハンドルマークを左クリックすると、解像度・色数の変更ができます。右クリックのオプション設定で色数を変更したときに再起動する・再起動しないを選択できます。 右クリックのオプション設定で「リフレッシュレートの変更をする」を設定すると、解像度変更と同様の手順でリフレッシュレートの変更が行えます。 -------------- ドライバの履歴 -------------- ------------------------------------- Ver.4.03.00.2102-0182-1 : 1997/09/01 ------------------------------------- 最初のリリース ------------------------------------- Ver.4.03.00.2102-0182-2 : 1997/09/08 ------------------------------------- (1)以下の不具合を修正 3Dlabs の GLINT用ディスプレイドライバが既にインストールされていると、起動時にハングアップしてしまうことがある。 GMX Control タブが2つ起動してしまうことがある。 ------------------------------------- Ver.4.03.00.2102-0182-2a : 1998/03/10 ------------------------------------- (1)以下の不具合を修正 一部の環境で正しくインストールできない。 ------------------------------------- Ver.4.03.00.2102-0182-3 : 1998/05/28 ------------------------------------- (1)以下の不具合を修正 Pentium II 400MHz のとき、解像度やリフレッシュレートを変更すると画面表示が乱れることがある。 以上